Q.新品のクリアファイルのあの匂い

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「はぁ？」

十代の反抗期を思わせるような言葉が口を衝いて出てしまったのは、あまりにも想定外の言葉を投げかけられたからに他ならなかった。

「うん、新品のクリアファイルのあの匂い。あえて言うならそれくらいかな」

「……つまり嫌いってこと？」

「いや、好きだよ。新品のクリアファイルのあの匂いくらいには」

上手いこと言ってやったような顔がより腹のムカツきをくすぐる。まぁ、コイツがこの様な態度を取ることはいつものことではあるのだが。

「人を食ったような返答しか返さない奴だ、お前は」

「僕には自分への好意を物に例えて欲しがる人の方が、よっぽどズルいと思うけどねぇ」

季節外れの夕立は未だ勢いを弱める素振りは見せなかった。

・以上です。

・まだまだ、日記のネタはマシュマロで募集中ですが、今回みたいな良く分からないのを送ると良く分からない感じでしか返しませんヨ……。