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どんな経験も無駄にならないというワケではない

2021-03-16日記

・若い頃の苦労は買ってでもしろという言葉があります。若い頃の苦労した経験は決してムダにはならないので、自ら進んで苦労せよってことなんだと思うんですよね。

・色々言いたいことはあると思うのですが、この言葉自体は概ね間違ってないような気もします。ですが、正直言葉が足りてなさすぎだとも思っています。

・そもそもムダな経験と、ムダじゃない経験とは何なのでしょうか?

・たとえ話をします。もし、かけっこ大会に出場する予定の子供がいたとして、できるだけ上位に入りたい。そんな時、子供がまずやるべきこととは何でしょうか?

・まぁ……とりあえずは一度走ってみたほうが良さそうです。現在の状態を把握してから、少しずつ改善していくことは堅実な一手と言えます。

・つまり「足が早くなりたい時は、まず走ってみる」ということが、ムダじゃない経験と言えそうですね。

・逆にムダな経験とは何でしょうか?

・たとえば、筋肉トレーニング。走ったこともない人がいきなり筋肉トレに励んだ所で、足が早くなることに繋がるのでしょうか?う~ん、直接的には繋がらそうですね……。

・そう考えると「足が早くなりたい時に、まず筋トレをしてみる」ということは、ムダな経験な気がしてきます。

・フ~ム。本当にそうなんでしょうか?

・確かに、足が早くなりたい時に筋トレをすることは遠回りになるかも知れませんが、"ムダ"というほど悪い選択肢には思えませんよね?僕は思えません。

・これ、何でだと思います?

・教えましょう!実は今回ず~っと話題に出している"経験"とは"点"なんです。

・走ることも、筋トレすることも、休むことも、かけっこさえも"経験"であり。すべては"点"と言えるでしょう。

・そして、"点"はつながることで"線"になります。経験をつめばつむほど、点が繋がっていきより強い経験となるってことですわ。

・話を戻します。皆さんが何となく「ムダじゃない経験」と思っていること。それは「点」と「点」が近いということなんです。

・「走る」点と、「かけっこ」の点。とても近く感じるからこそ、ムダじゃないように感じるし、逆に「筋トレ」という点は遠く感じるからこそ、ムダな気がしてくるんですねぇ。

・でも、点は点ですから。何かのキッカケで繋がっていっていつか線になることもあるでしょう。

・ココまで話すことで、ようやく「若い頃の苦労は買ってでもしろ」の意味がわかるわけですよ!!

・苦労、つまり経験、つまり点!これは、多ければ多いほど繋がった時により大きい線となりえるので頑張りましょうね、って話なんだろうなぁ。

・といっても、本当に遠くなる点が繋がるかなんて誰にもわかりませんし、ムダな経験はやらないに越したことないと思うけどねぇ。

・そうそう。このブログも行頭に毎回点を打っているのは、すべてつなげて1つの線にしたいからなんですよ。嘘ですけども。

・また「嘘」という余計な点を皆様に打ってしまいましたが、いつか線になるはずなので頑張って明日も読んでくださいね。

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